物語

【第19話:散歩】

「ねえ。俺、外歩いてくるけど、どうする?ここにいる?」   真くんはロッジで本を読んでいる香苗に話かけた。   「あ、いや行く。」 長く読書をしていた香苗は、少し外を散歩したい気持ちにもなって答えた。 […]

【第18話:読書とシャツ】

カラン、コロン、カラン…   香苗がロッジにある本棚の前で本を読んでいると、ロッジのドアを開けて妙子さんが入ってきた。 手には男物のシャツを持っている。   「はい、これ。あなたがカレーうどんを飛ばし […]

【第17話:ぬるくなったコーヒー】

妙子さんが、真くんを車に乗せて運転している。 真くんは相談者さんの自宅での鑑定を頼まれ、移動している最中だった。   「ごめんね、妙子さん。今日は少し道中にも集中しておきたくて。」   「いいけど、珍 […]

【第15話:洗濯物と差し色】

香苗がロッジで真くんに話を切り出した。 忙しいのに悪いと思ったが、どうしても頼みたいことがあった。 真くんが回した洗濯機の音だけがグウィーン、グウィーンと響いている。 「あのさ…。」 「うん?どうしたの。」 真くんは新し […]

【第13話:エナジーバンパイア】

香苗は仕事が休みで、ロッジに遊びに来ていた。 ロッジには真くんと香苗の二人きりだった。 真くんの携帯が鳴る。 「はい、ああ、大丈夫ですよ。今からでも。」 飛び込みのお客さんだろうか。真くんがせわしなく準備を始める。 カラ […]

【第12話:カフェ リーベル】

妙子さんはその日、カフェ リーベルにいた。 出張での占い講座の仕事に出かけていたのだ。 カフェに入るとオレンジ色の間接照明と、大きなシーリングファンが出迎えてくれる。 妙子さんは定期的に、ここカフェ リーベルで出張での占 […]

【第11話:洗濯物】

「妙子さん、これ。とんだ。カレーうどん。」 「とんだ。カレーうどん。…じゃないわよ~。なんでもっと早く出さないの~。」 「ごめんなさい。遅くなっちゃった。」 「あなたほんとそういうところお父さんにそっくりよ。変なところ似 […]