こんにちは、星です。
先日、自分に向けて占いをしていましたらこの沢雷随(たくらいずい)が出てまいりましたので、本日はこの掛について紹介したいと思います。
沢雷随(たくらいずい)とは
易の掛の一つです。
「いまは自分では変えられない何かの状況や、人・自分の立場などに従ってやっていくとき」という意味です。
沢雷随が出る状況
自分にはやりたいことがあるのだけれど、社会の状況がそれを許さない、自分の周りの環境が今はそれをよしとしない、といった状況です。
自分には思いがあり、肩に力を入れているのですが、会社では今は上の人に従ってついていかないといけない、(自分では変えられない)今の状況や環境に従わないといけないときといった状況です。
悪い掛ではありません。
周囲の状況、環境、特定の相手に従いついていかないといけない状況というのも長々とは続きません。
沢雷随が出たときの対策
状況は悪くはありませんが、自分が先頭をきって目立つときではありません。
我を張らずに、周りの状況に合わせて流されるようにして過ごしておくと、自分の存在が光り出します。
自分が「こうしたい!」という思いから肩の力が入りやすい時です。
力を抜いて、状況にあわせてゆっくりとついていきましょう。
そうすれば、自然といい流れで物事が進んでいきます。
周りの環境に従わなければいけないのも、今だけのことですので、今は相手に従うことを学ぶときだと思って柔軟にふるまっておくのが良いでしょう。
例えば、交渉事や取引に関してこの掛が出た場合も、相手に一歩ゆずる姿勢を見せることで結果的にはうまくことを示す掛です。
自分の希望を強くもち、主張し、自ら行動していくときではありません。
実際の占い事例
先日、自分に向けて占いをしていましたらこの沢雷髄が出ました。
私は以前、ある分野で挑戦したいことがあったのですが、周りの人手の問題からその事業は二の足を踏むような状況であり、周囲の方たちも難色を示されておりました。
この事業はうまくいきますかと問うたところ、この掛が出ましたので、私は自分の主張を強く持つことを控え、まわりの環境に合わせ様子を見ることといたしました。
結果的には数か月後にもう一度、関連する人たちと話し合うことで同意し、保留にしていた新しい事業の開始については最終的には人員の問題も解消し、着手することが出来ました。
当初、周囲の方たちに難色を示された際に、もしも自分の我を通して希望を押し付けていれば、自分の印象を下げることになっていたでしょうし周囲にも迷惑が掛かる結果となっていたかもしれません。
このように、沢雷随が出るのは「いまは自分では変えられない何かの状況や、人・自分の立場などに従ってやっていくとき」です。
そのような状況は長くは続きません。
皆様ももし同じような状況であったり、ピンとくるものがあれば、今は時計の長針と短針がお互いを追いかけついていくように、何か外部の状況に静かについていくのがいい時期かもしれません。
時の流れに従いゆっくりと進むことを求められる時ですが、この状況も永遠に続くわけではありません。
星